入浴介助で注意すべきこと

入浴のメリットとその危険性

高齢者の方は入浴をすることによって、体の血行はよくなりますし、清潔を保てます。
また、入浴が好きな人ならば楽しむことが出来ます。

 

介護者にとっても皮膚の状況を確認するチャンスになります。
発心・あせも・内出血の個所などを確認し、ご家族に報告する義務があります。
必要ならば受診を薦めなくてはいけません。

 

入浴介助

 

施設での入浴は常に職員がつくのでご家族にとっては安心ですし、負担が減ります。
転倒の可能性がある家族を入浴させるには体力と技術が要るからです。
中には、「デイサービスでしかお風呂には入らない」という方もいます。

 

入浴の危険性

とはいえ、入浴介助には危険が伴うことも確かです。

 

床が滑りやすいため転倒の危険、湯船の中で溺れる危険もあります。
転倒の場合、衣服を身に着けていない分、クッションになるものがなく大きいけがにつながります。
溺れてしまっても最悪死亡の危険性があります。

 

介護者にとっても、時には感染病保有者の入浴介助に入るためそういった危険もあります。
C型肝炎、疥癬、皮膚疾患など…手や足に傷がある時は注意が必要です。

 

出来るだけ入浴して頂ける努力

リスクも高いですが、やっぱりメリットもたくさんあります
水圧を利用することにより、血行やリンパの流れが良くなり、むくみがよくなります。

 

足腰に疾患がある方だとむくんでいることが多いですし、むくみの予防にもなります。
入浴することで気分もリフレッシュできます。着替えをすることでさっぱりできるでしょう。

 

さらに清潔を保つことにより、感染症の予防と褥瘡(床擦れ)を予防できます。
温かいお湯に浸かることで、マッサージ効果を生み出し、固くなった関節を動かせリハビリにも効果があります。

 

このようにいい効果が多いため出来るだけ入浴していただきたいのですが、「どうしても入りたくない」という方もいらっしゃいます。

 

その場合、無理に入浴するわけにはいきませんが、

  • 本当は入りたいけれど人に裸を見られたくないから…
  • 風邪気味だから悪化するかもしれない

などの理由であった場合、「他の人に見られない様カーテンで仕切りましょう」「今日はシャワー浴だけにしておきましょう」など解決策を用意します。

 

意思を尊重するには何故入りたくないのかを理解したうえで、その問題を解決し入浴を促せるとよいでしょう。


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