認知症で帰宅願望が強い方への対応

帰宅願望の強い方のデイサービスの過ごし方

本日はデイサービスに、週に一回通っているAさんがいらっしゃる日です。

 

認知症による帰宅願望が強く、「いつも家に帰らないといけない」と施設内を歩き続け続けるので、職員がマンツーマンにならなければならない日です。

 

職員を急には増やせない

当たり前ですが、そのためにわざわざ職員をプラスにすることもできないので、かなり大変な1日になります。

 

Aさんが家に帰りたい理由は、「家に小さい子供がいると思い込んでいるから」なのですが、実際のところ、お子さんは皆50代です。

 

ですが、ご本人は、「四人の小さい子供がいて、下はまだ赤ちゃんだから、大変だ!」と思っておられます。

 

私も子供が二人いる身ですが、確かに赤ちゃんを家に置いてきてしまったら焦るでしょう。
何とかして帰ろうとするのは、母親なら当たり前です。

 

介護スタッフの間で対応策を試行錯誤

現在、それぞれの職員で、

  • どんな対応をしたらいいか
  • 声かけをしたらいいか

毎回記録に残して模索中ですが、「なかなかこれ!」といった方法はないんですよね。

 

私の対応

今日は私が付きっきりになる日なので、とことん共感してみることにしました。

 

Aさんにとことん共感してみる

 

Aさん「赤ちゃんがいるの。家に帰らなきゃ」
私「それは大変だ。帰ろう。出口はどこかな?」
一緒に出口を探すふりをして、歩きながら話します。

 

そして私から、「自分も子供がいて、子育てのこういう時期が大変だった」と話すと、、、

 

すると、「そうそう!あの時期は大変なのよね〜」と話に乗ってきて下さいました。
その後も、お子さんの事を色々聞きました。

  • 上の子の学校のこと
  • 赤ちゃんが生まれた時のこと
  • 兄弟喧嘩

などなど。

 

話している際中にもAさんには「帰らなきゃ」、という気持ちはあったのですが、いつものような不穏な表情ではなく、にこやかに話しながら歩かれてました。

 

今回の私の学び

いつもは私もそうですが、

  • なんとかごまかさなきゃ
  • 落ち着かせなきゃ

とそればかりでしたが、とことん共感して話すことで、こんなに表情が変わるんだな、と驚きました。

 

後で「他の職員にどうやったの!?」と質問攻めされるほど普段と違ったようです。
介護の勉強して、分かってるはずなのに、基本が忙しさを理由にできていなかったんですね。
とっても反省した1日でした。


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